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ファーストサーブのあれこれ

今回お手本にするのは今年の夏、全中個人団体の2冠を達成した清明学園の野田選手。

(噂では、すでに奈◯県にある全国トップの高校への進学がほぼ決まっているらしい)

まずは綺麗なお手本を見てください。打ったボールがストンと落ちているのがわかると思います。

https://drive.google.com/drive/folders/1_t6uu2m-yC3dPIoldce78F8y7CUA3VUb?usp=sharing

真似してほしいところを順に上げていきます。

①トスを上げたときの右手の向き

②力を溜めるこの体勢

ここまで沈まなくてもいいですが、この後ジャンプするので、膝は曲がります。

また、ラケットと左手が平行になります。

③インパクト前にラケットと肘の位置関係が入れ替わる

②の場面で溜めたパワーを解放するとき、腕は肘から上がっていきます。

②の場面では肘よりもラケットが上にありましたが、肘から上がっていくためラケットは置いてかれ、今度はラケットが肘よりも下にきます。このときラケットがストンと下に落ちているのがポイントです。

④インパクトのときの体の向き

打つ前から打つ方向に対して横に向いてトスを上げますが、インパクトのときもまだ体は開きません。

このとき、ラケットの面を自分の右上(1時から2時の方向)側に放り投げるイメージでインパクトするのが大切です。

⑤着地

着地はコートの少し内側に。このとき、着地の後によろけてしまわないように体幹が重要です。

ファーストサーブは最終的には狙ったところに8割入るようにしたいですね。

見てわかる戦略と、アンダーカットに対するひとつのアンサー

 年末にJAPAN GP(ジャパングランプリ)という大会が行われました。

女子の各世代のトップ選手8ペアによるトーナメント方式の大会で、ソフトテニスでは珍しく、入賞すると賞金が貰える大会です。

 参加したペアはどのペアも実力だけでなく話題性もある中で、ひときわ話題になったのが林田リコ選手の参加です。

 高校生で全日本選手権(皇后杯)を優勝し、その後、世界選手権でも優勝し世界一になった選手でしたが、あるタイミングを境にパタっとソフトテニス界から消えてしまった選手でした。どうして消えてしまったのかについては、この記事とはあまり関係ないので、ここでは語りません。

その林田選手が復帰するということがソフトテニス界ではとても大きな話題になりました。

 そんな大会での1試合である松田坂本ペアと林田白﨑ペアの対戦で見えた、お互いの勝つための戦略の駆け引きと、相手のアンダーカットサーブへの対応策の話をしようと思います。

 動画を見ながらどうぞ。

1 見えた林田選手の戦略

 林田選手の配球に注目しましょう。松田選手は左利きなので、林田選手の基本的な戦略は「クロス展開でとにかく絞る」ことです。「絞る」とは、より厳しいコースに打つことをいいます。今回では、クロス展開において、何となくクロスの方向に打つのではなく、なるべく2本線の中に入るくらい(目標を絞って)角度をつけて打つことになります。しかも、相手が回り込めないように鋭いボールで。

 こうすることで、左利きの松田選手はバックを打たされることになり、なかなか攻め返すことができなくなります。

2 松田選手の対応策

 左利きの選手のセオリーは「逆クロス展開を作ること」です。だから左利きの選手はなんとかして逆クロス展開を作ろうとします。しかし、クロス展開で厳しいコースに絞られ、松田選手は自分の展開に持ち込ませてもらえません。なかなか攻め返せない松田選手はひとつの対応策を見せます。

 それは、クロス展開で打ち合う中でも「なるべくミドルにボールを集める」ことです。こうすることで林田選手がミドルから厳しいコースに打とうとしても角度がつきにくくなります。角度がつきにくくなると、松田選手が回り込んで切り返しやすくなります。

 ミドル戦術で対応された林田選手がこの後どのようにして松田坂本ペアを崩していくのか、そして後衛同士の高度な駆け引きがラリーで繰り広げられる中、2人の前衛はどのように立ち回るのかに注目をして試合を最後まで見てみてください。

 特に坂本選手が終盤にポーチボレーのミスが増える部分はなぜそうなったのか考える価値があります。

3 アンダーカットサーブに対するひとつのアンサー

 この試合では、松田選手がアンダーカットサーブを使います。使われる側で、なかなかレシーブゲームが取れない原因は大きく分けて次の2つです。

① そもそもサーブが返せない

② 後衛がレシーブのとき、かなり前で打たされるので相手の3球目に対して下がりきれずに後手にまわってしまう

 ①については練習してもらうほかありません。

 ②について、林田白﨑ペアは、「ダブルフォワードで対応」をしました。下がろうとするからそこを狙われてしまう。だったら下がらなければいい。

 もちろん他にも手はあります。例えば、レシーブをロブで返して下がる時間を作るだとか。ただ、林田白﨑ペアは、林田選手がレシーブのときは下がらずに何を打たれも大丈夫なように相手よりも先に準備をするという点でダブルフォワードを選択したのでした。

 「相手が打つ前に準備を終える」これさえできればある程度は何をされても対応できるのです。

叩き込むランニングボレー

10:00からのシーン。

國學院大学の原選手(黒の前衛)のプレー。

向かってくるボールに対して、自分が思い切り(速く)動くと相対的に視界にあるボールが速くなって面を合わせづらくなる。

そんな中でも綺麗にタイミングを合わせるためのボレーをする前のタメを真似しましょう。

改めて、フォームの話。あとテークバックとフォロースルー。

みなさん、自分のフォームをみてどうだったでしょうか。

自分では「できている」「意識できている」と思っていても、意外と実際はそうはなっていないということはよくあります。

この「意識」と「実際」を近づけられると、上達のスピードが早くなります。

ブログの1つ目にも書きましたが、上手な人はだんだん同じようなフォームになってきます。「より効率の良い」「より無駄がない」を求めるとおおむね同じところにたどり着くのだと思います。

ミーティングのときに言った動画は、最後のリンクからみて見てください。

今回はついでに、テークバックとフォロースルーの大きさについてお話しします。

ラケットとボールが当たる瞬間をインパクトと呼びます。インパクトの前にラケットを引くことをテークバック、インパクトの後のラケットの動きをフォロースルーと言います。

テークバックは、打つときの自分とネットの距離で決まって、自分がネットに近くほどテークバックは小さくなります。

フォロースルーは、自分が打つボールの深さによってどれくらい大きくするかが決まり、長いボールを打とうとするほどフォロースルーは大きくなり、短いボールを打とうとするほどフォロスルーは小さくなります。テークバックやフォロースルーをより小さくすることを、「コンパクトに振る」と言います。

ちなみに、テークバックは「ラケットの助走」とよく言ってますが、最近練習している短いボールを打つ練習では助走はそこまで必要ありません。

自分の立ち位置と狙う場所によってスイングがどうなるか確認します。

まずは自分がベースラインにいるとき。

①のように、自分がベースラインにいて、相手コートの深いところに打とうとするときは、インパクトの前も後も赤いラインのようにラケットをスイングします。

②のように、自分がベースラインにいて、相手コートの浅いところに打とうとするときは、インパクトの前は赤いラインのように、インパクトの後は青いラインのようにスイングすると②のようなボールを打つことができます。

次にネットに近いところから打つとき。

③のように、自分がサービスライン付近にいて短いボールを打とうとするときは、インパクトの前も後も青いラインのようにコンパクトにスイングします。

④のように、自分がサービスライン付近にいて長いボールを打とうとするときは、インパクトの前は青いラインのように、インパクト後は赤いラインのようにスイングすると④のようなボールを打つことができます。

このように、インパクトの前後のスイングの大きさを調節して、ボールの長さをコントロールします。

最後に、ミーティングで話をした動画のリンクです。今日見た自分のフォームはどうでしょうか。軸は?左手は?バランスは?理にかなっていますか?

攻めるということ

みなさんには、ソフトテニスは

「ミスをしなければ負けることはない」
「連続で点を取ることができれば勝てる」

という話をしました。

勝つために、試合をしているときに自分がミスをしないことを意識するのはもちろんですが、一番大事なのは

どうやって相手にミスをさせるか

ということです。

そもそもミスとはなんでしょう。

ここでは次のものをミスとして考えます。

  1. アウト、ネット、チップなど直接失点になるプレー
  2. 相手にスマッシュを打たれてしまったり、ストレートを抜かれてしまったりというように、コートにはおさまっているものの「あとは相手が打って決めるだけ」といったチャンスボールを与えてしまうプレー

1は誰がどうみてもミスですが2のようなことも、ほぼ確実に点を取られてしまうだけなので、ミスとして考えます。

話を戻して、どうやって相手にミスをさせるかを考えたときに、必要になるのが「攻める」ということです。

相手のミスを誘うためには、攻めなければならないのです。

具体的に攻めるとはどういうプレーなのかという話をします。

後衛はまず、深いボールを打つこと。

後衛は深いボールを打ち込むことで相手をコートの奥に押し込むことができます。

もしも、押し込まれた相手が深いところから無理に打ち込もうとしても、いつもより距離が長くてネットにかかってしまう可能性が上がります。ネットを越えてきても、相手がいつもと同じ長さで打つと、自分たちにコートの浅いところに入ってくることが多くなるので、前に攻め込んでいくことができます。

また、角度のついたボールを打つことで相手をコートの外に追い出すことができます。

相手をコートの外に出すことができれば、オープンコート(コートの空いているところ)が増えます。

チャンスボールを打ち込むことはもちろん攻めることなのですが、その状況を作り出すために必要なボールを打ったり、配球することもふくめて「攻める」ことであることを知っておいてください。

前衛はよく動くこと。動かないことには何も始まりません。

前衛がよく動くことで、ボレーができれば得点ができます。また、相手の前衛がみなさんのボレーをフォローしようとすると、相手の前衛のポジションが下がり気味になって、結果的に押し下げることができます。

押し下げられた相手の前衛は、そこから見方の後衛のボールをボレーしに行くと本当に立っていないといけないポジションから遠い場所からのスタートになってしまうので、相手のボレーが失敗する可能性を高くすることができます。

つまり、

攻めるとは、自分たちはどんどん前に押し込んでいき、相手を後ろに押し下げて行くプレーであることです。

簡単な話、「深さは正義」です。深いボールを打つことで自分たちに有利な状況を作り出すことができます。

ちなみに有利な状況とは、「相手の選択肢が少なく、自分たちの選択肢が多い状況」だと私は考えています。

全国で活躍する選手のプレーのボールの深さに注目して見てみてください。

この時期だからこそ、フォームについて

私はこれまでに、自分が出場したり、仲間の応援をしに行ったり、知り合いを陰ながら応援しに行ってみたり、なんとなくトップレイヤーのプレーが見たくなったりと、理由は様々ですが、多くの大会で、多くの上手くて強い選手のプレーを見てきました。

そのときにいつも感じることが、

上手な人はみんな綺麗なフォームをしている

ということ。

上手な選手は、大体の人が同じようなフォームをしているのです。

もちろん全員が全員同じフォームということではありません。全国で活躍している選手の中には特徴的なフォームの人もいます。東京ガスの安藤選手やヨネックスの山根選手とか。

きっと高いレベルの中で活躍する選手たちは、練習を続ける中で、より高いレベルで戦っていくためにムダをなくしていった結果、同じようなところ(フォーム)に行き着くのだと思います。

みなさんにもすぐに真似ができることは次のようなことだと思います。

・スプリットステップ
・フォアかバックを判断した瞬間に半身になる
・半身になったときにラケットを立てた状態にしておく
・お尻を引くようにして、ひざと股関節を曲げる

これらのことは夏休み前半の練習で言ってきたことだと思います。
忘れずにいてください。

フォアハンドストロークを打つと言っても、体のたくさんの部分が連動して打たれます。上にあげたこと以外にもまだまだ細かいコツがたくさんあります。これからじっくり習得していってください。

さて、みなさんは自分がどのようなフォームで打っているか知っていますか?

入部してから夏休み前半までで言われたフォーム、打ち方に関するあれこれはきちんとできていますか?

自分の打つ姿を見る機会はなかなかないと思います。

一度誰かに撮ってもらって見てみてください。

人によっては「え!?私ってこんな打ち方なの・・・?」と思う人もいるかもしれません。

自分の思っていたイメージや理想のイメージとどれだけ違うかを確認したら、どこをどう直せばいいかがわかります。

ちなみに私は社会人になってからフォームを直しました。大学までの自分のプレーはフォームがおかしいので、恥ずかしくて見てられません・・・
どうしていまさらフォームを直すことになったのかはここに書くと長くなってしまうので、どうしても気になるのならば次会ったときに直接私に聞いてください。

本来なら、1球1球打つごとに「どうすればもっとよくなるのか」ということについて考えて、試して、振り返って、また考えて、というように試行錯誤を繰り返して、だんだんと正解のフォームに近づいていくものです。

しかし、みなさんには時間がありません。だから全国で活躍する選手たちがたどり着いた正解を知ってそれを真似することで試行錯誤する時間を短縮して早く上手になろうというわけなのです。

打ち方に限らず、早く上手になるには上手な人のやり方を真似すること。

真似するうちに「こうだからうまくいくのか」といった発見があると思います。そうやって自分を使っていろいろ実験をする楽しさがわかるようになると練習がもっと楽しくなると思います。

上手な人たちがなぜそうするのかがわからなくてもまずは見よう見まねでやってみてください。理由が知りたければ私に聞いてみてください。

まだこの時期なら、より綺麗な正しいフォームに直す時間があります。

最後に、みんなに習得してほしいフォームは一般的に「ユニットターン」という打ち方ですYouTubeで検索するとたくさん動画が出てくると思います。興味のあるものを見つけたらぜひみてみてください。

私のおすすめも紹介しておきます。

「ラケットを立てて待つ」「捻る→移動する→打つ」とはこういうこと
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